デスマーチ読了

デスマーチ―なぜソフトウエア・プロジェクトは混乱するのか

デスマーチ―なぜソフトウエア・プロジェクトは混乱するのか

skypeで佐野さんに感想を求められたのだが、正直言って一度デスマーチを経験した人でないと、この本の意義やこの本が提唱する解決法が効果的であるか否かはわからないと思った。

自分はもちろんデスマーチを経験したことがないので、デスマーチの発生原因にはいくつかのパターンがあるのだなあ、とか、デスマーチ自体もその性質によって4つの類型に分類できるのか、とかそういう点が勉強になりました。

この本を読んでいる途中で下の本を思い出した。

わたしは電子の歌をうたう―マイクロソフトがマルチメディアに挑んだ1年

わたしは電子の歌をうたう―マイクロソフトがマルチメディアに挑んだ1年

この本のプロジェクトはまさにデスマーチ。いつ読んだのか忘れてしまったけれど、結局スカンクワークみたいなことをしたのだったっけ。

デスマーチとこの本を平行読書すると良いかもしれない。だれかの立場に立ってそのときのプロジェクトの状況や選択肢を抜き出して、どのようにすればよいのかを当てはめて考えてみると、デスマーチの本の意義がわかる(かもしれない。)*1

実はこのデスマーチはさきごろ入手したプログラマー復権ともかなり絡んでくる模様。買っておいて良かった。

*1:でもまあ、シュミレーションだけではだめなのだろうけれど。