UNIXという考え方

UNIXという考え方―その設計思想と哲学

UNIXという考え方―その設計思想と哲学

読了。まえも読んだけどそのときはあまり「UNIX」というところを意識して読んでなかった。FSFでもGNUでもBSDでもLinuxでも*1なく「UNIX」の考え方。

一昔前にはWindowsとかと比較してLinux/UNIXがなんたら、という説明をよく聞いた。そういう説明を実際に聞いてきたので、まるでWindowsLinux/UNIXが対の対象だと思っていたけどそうではないのね。Windowsに対してのLinux/UNIXとしてまとめられちゃってる訳だが、よくよく見るとそれぞれのポリシーというか考え方というのはずいぶん違っていて、へたしたらまるきり反対なんじゃないかと思える。

この本はUNIXの考え方についてのみ書かれているので、他のコミュニティの考え方についても知りたい所。自分もタッパーを売って大金持ちになりたいです。

この本の続きとしてはLife With UNIXとかUNIXプログラミング環境あたりを読むのがいいのだろうか。

*1:POSIXでもTeXでも