ウェブ進化論
朝起きたら机の上においてあったので読んでみた。どうやら弟が買ってきたらしい。弟は今日から合宿でいないので勝手に借りて読んでみた。
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/02/07
- メディア: 新書
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ロングテールの意味がわかった。「パレートの法則に反するなあ」と思いながら読んでいたらP110でしっかり対比されていた。以下おもしろかったところ。
- P118 : 梅田さんは日本企業の幹部から講演会を頼まれるとWikipediaの当該企業の説明を見てもらうそうだ。幹部の反応は人それぞれだが、議論は「誰がなぜ書いているのか」「誰でも編集できるのならば信用できないではないか」の二点に終着するらしい。その後梅田さんは幹部の人にどこが間違っているのかを聞いてWikipediaに修正を入れる。
- P202 : 予測市場の話。アメリカ大統領選の結果を予測してもらう市場。裁定取引を行うプログラムなどが参加していても、選挙戦の結果と予測市場の結果にはほとんど差がなかった。集団知の事例として登場している。
- P235から239 : あまり本筋とは関係ないが、年をとるとモノが良く見えるようになりすぎて大胆な計画や決断に臆病になる。ものが見えすぎるというのは一長一短。なんとなく寺田寅彦 科学者とあたまを思い出す。
http://blog.japan.cnet.com/umeda/archives/001909.htmlの「高速道路論」も載ってました。