誤読

流し読みだと見過ごしてしまいそう。自戒を込めてメモ。

1つは、借り入れの方が資本調達に比べて、コストを抑えられるからだ。借り入れによって発生する利払い費用は収入から控除されるので利益を増やすが、配当は税引き後利益から配当する。このため、借り入れの方が手元に残る資金は多くなる。

一言で言えばタックスシールドのような話。最初は利益がどこを指しているのか良くわからずに混乱した。この文脈の「利益」は、P/Lの税引後当期純利益ではなくて、利益処分後の会社の留保利益(繰越利益剰余金)を示している。

いまいち金融の話は知識が薄いので理解しづらい。文章が専門チックだな。

上の文章をより正しく書くのならば、

借り入れによって発生する利払い費用は収入から控除される。その結果、税引後当期純利益は利払い費用×(1 - 税率)だけ小さくなるにとどまる。一方配当の場合、税引き後当期純利益の金額から控除(利益処分時の支出)するので、配当額は損金に算入されない。したがって、借り入れと配当で同額の費用が発生すると仮定するならば、利益処分後の留保利益は、借り入れによるほうが利払い費用×税率分だけ大きくできる。

だろうけど長すぎ。